新聞・雑誌など紙媒体の求人広告やインターネットによる求人には、「内職商法」と呼ばれる悪質な詐欺が後を立ちません。
特に最近は、インターネット上で「簡単に高収入が得られます」「誰でも絶対に稼げます」などの広告が目立ち、ついクリックしてしまう人も多いでしょう。それらのほとんどは、内職や在宅ワークの募集を装って、始めるために必要な教材費や講習費、登録料といった名目で高額な料金を支払わせる事が目的です。最初に資料請求をさせる場合は、連絡先や氏名などの個人情報の取得が目的で、しつこい電話勧誘があり、教材やソフトなどを売りつけられます。
それらの費用を払わせておいて、実際には仕事の斡旋が行われない、実際の仕事内容は高度すぎて出来ない、納品された製品の仕上がりにクレームを付けて報酬が支払われないなど、ほとんど収入に繋がらないケースが多々あります。
仕事を紹介する前に、巧みな話術で何かと料金を請求してきますが、それだけの金額を取り戻せる仕事の保証は無いので、見合わせた方が賢明です。
悪質な業者の名簿や、実際の被害事例を掲載しているサイトもありますので、気軽に資料請求をする前にぜひ参考にしてみて下さい。
求人を探す際には、信用のおける紹介元で探す、仕事の委託元の企業情報を調べる、甘い文句に誘われないなど、被害に遭わないようにしっかりと自分で身を守ることが大切です。
それでも万一、内職詐欺に遭ってしまった場合は、すぐに消費生活センターへ連絡しましょう。 |